履歴書用封筒の正しい書き方を紹介!宛名や注意点も解説

履歴書用封筒の正しい書き方を紹介!宛名や注意点も解説

履歴書を送付する際、封筒の書き方一つで印象が大きく変わることをご存知でしょうか。
正しいマナーに沿って丁寧に書かれた封筒は、応募者の誠実さや細部への配慮を示す重要なアイテムです。
特に2023年以降、一部のルールやマナーが更新されていることもあり、最新情報を押さえておく必要があります。

本記事では、履歴書用封筒の正しい書き方について、宛名や住所の記入位置から「履歴書在中」の赤字表記まで、最新のマナーに基づいて詳しく解説します。
郵送と手渡し、それぞれのケースでの注意点も網羅しているので、面接や書類選考で良い第一印象を与えるための参考にしてください。

目次

履歴書用封筒の基本ルールと正しい書き方

履歴書を送る際の封筒選びから書き方まで、基本的なルールを押さえることが大切です。
第一印象を左右する重要な要素なので、一つひとつ丁寧に確認していきましょう。
特に2023年以降も変わらない基本マナーと、最新のルールを踏まえた正しい方法を解説します。

適切な封筒の選び方とサイズ

履歴書を送る際は、まず適切な封筒を選ぶことから始まります。
封筒の種類や大きさは、内容物に合わせて選ぶことが基本です。
最近の主流となっているのは、A4サイズの履歴書に対応した封筒です。

一般的に推奨されているのは「角形2号」の封筒です。
A4サイズの履歴書を三つ折りにして入れるのに最適なサイズとなっています。
小さすぎる封筒に無理に詰め込むと、履歴書にシワが付き、印象が悪くなる可能性があるため注意しましょう。

  • 角形2号:A4サイズ三つ折り対応(240mm×332mm)
  • 長形3号:A4サイズ三つ折り対応(120mm×235mm)
  • 角形A4:A4サイズそのまま対応(228mm×312mm)

封筒の色は、特別な指定がない限り「白」を選びましょう。
色付きや柄入りの封筒は避け、シンプルな白い封筒が最も無難とされています。
また、窓付き封筒は宛名が記入できないため、履歴書送付には不適切です。

表面への正しい宛名・住所の書き方

封筒表面への宛名や住所の書き方には、守るべき正確な位置とルールがあります。
以下のポイントが重要とされています。

封筒の表面には、中央より少し右側に宛名を縦書きで記入します。
企業の所在地は都道府県から省略せずに明記し、最後に会社名を書きます。
会社名の後には必ず「御中」を付け、社名は略称ではなく正式名称を使用することが必須です。

  • 宛名位置:封筒表面の中央よりやや右側に縦書き
  • 記載順序:郵便番号→住所(都道府県から)→会社名→「御中」
  • 社名表記:正式名称を使用(略称は避ける)
  • 敬称:法人宛ては「御中」、個人宛ては「様」(併用禁止)

住所は都道府県名から正確に記載しましょう。
「東京都○○区」のように略さず「東京都○○区○○町○丁目○○番○○号」まで記載するのが正式です。
また、社名と敬称の間にスペースを入れないよう注意しましょう。

「履歴書在中」の赤字表記と位置

封筒に「履歴書在中」と赤字で表記することは、選考書類であることを明示する重要なマナーです。
記載位置や書き方には注意が必要です。

「履歴書在中」の表記は、封筒表面の左下に赤ペンで横書きするのが一般的です。
文字の大きさは読みやすい程度で、派手すぎず丁寧に書くことがポイントです。
赤ペンがない場合は、赤鉛筆や赤のボールペンでも構いませんが、蛍光ペンの使用は避けましょう。

  1. 位置:封筒表面の左下(宛名と重ならない位置)
  2. 色:赤ペン(赤ボールペン、赤鉛筆も可)
  3. 書き方:横書きで丁寧に、読みやすいサイズで
  4. 表記:「履歴書在中」(複数書類の場合は「応募書類在中」も可)

なお、複数の応募書類を同封する場合は「応募書類在中」と表記することもあります。
履歴書だけでなく職務経歴書や推薦状なども同封する際には「応募書類在中」と記載することがおすすめです。
いずれにしても赤字で記入することが重要です。

履歴書用封筒の裏面と郵送時の注意点

履歴書用封筒は表面だけでなく、裏面の記入も重要なポイントです。
また、郵送する際には切手の貼り方や封の閉じ方など、細かな部分にも気を配る必要があります。
ここでは、マナーに基づいた裏面の書き方と郵送時の注意点を詳しく解説していきます。

裏面の差出人情報の書き方

封筒の裏面には差出人の情報を明記する必要があります。
差出人情報の記載には省略してはならない項目があります。
履歴書が確実に届くよう、また返送が必要になった場合のために正確な情報を記載しましょう。

裏面の中央部分に、自分の郵便番号、住所、氏名を縦書きで記入します。
住所は省略せず、都道府県から番地、マンション名・部屋番号まで正確に書きましょう。
氏名の後には敬称は不要で、氏名だけを記入します。

  • 記入位置:封筒裏面の中央部分
  • 記載順序:郵便番号→住所(都道府県から)→氏名
  • 書き方:縦書きで丁寧に
  • 氏名:姓と名の間にスペースを入れる(敬称は不要)

住所は省略を避け、正確に記載しましょう。
「東京都新宿区」と省略するのではなく「東京都新宿区○○町1-2-3 ○○マンション101号室」のように詳細まで記載することが推奨されています。
これは郵便物が確実に戻ってくるために必要な情報です。

切手の貼り方と封の閉じ方

履歴書を郵送する際は、切手の貼り方や封の閉じ方にも注意が必要です。
これらの細かな部分もマナーとして評価されることがあります。
では、正しい方法を見ていきましょう。

切手は封筒の表面右上に、まっすぐ丁寧に貼ります。
履歴書や職務経歴書など同封書類の重さに応じて、適切な額面の切手を用意することが重要です。
不足すると「料金不足」として相手に迷惑をかけることになるため、郵便局で重さを確認するとよいでしょう。

  1. 切手位置:封筒表面の右上
  2. 貼り方:まっすぐ丁寧に、角が折れないように
  3. 切手の額面:内容物の重さに応じた適切な金額
  4. 複数枚必要な場合:横一列に並べて貼る

封の閉じ方については、裏面の封じ目をしっかりと閉じ、その上からテープなどで補強することは避けましょう。
のりがしっかりついた封筒を選び、丁寧に閉じてください。
封緘紙(封印シール)を使用する場合は、中央に1枚だけ貼るのがマナーです。

送付状の同封と特定記録郵便の利用

履歴書を郵送する際、送付状を同封することで、より丁寧な印象を与えることができます。
また、重要書類を確実に届けるために特定記録郵便などのサービスを利用するケースも増えているようです。

送付状は、履歴書や職務経歴書などの同封書類を明記し、簡潔な挨拶文を添えるものです。
A4サイズ1枚程度で、日付、宛先、差出人情報、件名、本文、同封書類リストを記載します。
特に応募書類が複数ある場合は、何が入っているかを明確にするために有効です。

  • 送付状記載事項:日付、宛先、差出人情報、件名、本文、同封書類リスト
  • 本文内容:簡潔な挨拶と応募の意思表明
  • 同封書類リスト:「履歴書1通」「職務経歴書1通」など明記

特定記録郵便は、重要書類を送る際の到達確認ができるサービスです。
履歴書など重要書類の郵送には特定記録郵便や簡易書留の利用が推奨されています。
料金は通常より高くなりますが、配達記録が残るため、万が一のトラブル防止になります。

履歴書封筒のケース別対応と最新マナー

履歴書の提出方法は郵送だけでなく、直接持参するケースもあります。
また、企業名のタイプによって宛名の書き方が変わることもあるため、状況に応じた対応が必要です。
ここでは、状況別の封筒の書き方とマナーについて解説します。

郵送と直接持参の場合の違い

履歴書を郵送する場合と直接持参する場合では、封筒の書き方に違いがあります。
状況によって適切な対応は異なるため、それぞれのケースに合わせた正しい方法を確認しておくことが大切です。

郵送の場合は、これまで解説してきた通り、宛名、住所、「履歴書在中」の赤字表記など、すべての情報を正確に記載する必要があります。
一方、直接持参する場合は、基本的に宛名や住所の記載は不要です。
ただし、受付を経由して担当者に渡す場合は、会社名と担当部署名を記載しておくと確実です。

郵送の場合直接持参の場合
宛名・住所
必須(詳細に記載)基本不要(受付経由なら会社名と部署名)
「履歴書在中」必須(赤字・左下)必要(赤字・左下)
差出人情報必須(裏面に詳細記載)必要(氏名のみでも可)

直接持参の場合でも「履歴書在中」の赤字表記は必要なことが多いです。
また、差出人情報も少なくとも氏名は記載しておくべきとされています。
これは書類の仕分けや管理をスムーズにするためであり、マナーとして重要な点です。

英語表記や特殊な社名の場合の書き方

英語表記や特殊な社名の企業に履歴書を送る場合、宛名の書き方に迷うことがあります。ここでは、こうした特殊なケースでの書き方を見ていきましょう。

英語表記の会社名(例:Apple Inc.など)の場合、基本的には横書きで記載することが推奨されています。
アルファベットを縦書きにすると読みにくく、見栄えも悪くなるためです。
この場合、封筒の表面右側に横書きで宛名を記入し、「御中」も横書きで添えます。

  • 英語表記企業:横書きで記載(例:Apple Inc. 御中)
  • 記入位置:封筒表面の右側、中央よりやや上部
  • 法人格表記:Inc.、Ltd.、Co.などは正式名称通りに記載
  • 敬称:日本語の「御中」を使用

また、株式会社などの法人格が後ろに来る社名(例:トヨタ自動車株式会社)の場合は、正式名称通りに記載します。
企業の公式サイトなどで正式名称を確認してから記載することが推奨されています。
正式名称を使用することで、企業への敬意と丁寧さを示すことができます。

最新のマナーとよくある質問

履歴書封筒の書き方に関して、よくある質問や最新のマナーについて確認しておきましょう。
迷いやすいポイントや注意すべき点も参考にしてみてください。

「御中」と「様」の使い分けは、送付先が法人か個人かで決まります。
企業や団体などの法人宛ては「御中」、人事部長など個人宛ては「様」を使用します。
「株式会社〇〇 人事部 御中」のように部署名まで記載する場合も「御中」を使います。

  1. 「御中」と「様」は併用しない(例:「株式会社〇〇御中 採用担当者様」は不可)
  2. 封筒と履歴書の宛名は一致させる
  3. 持参の場合も封筒は必要(クリアファイルなどは不適切)
  4. メールアドレスや電話番号は差出人情報に記載しなくてよい

封筒は、特別な指定がない限り、白色のものを使用するのが無難です。
茶色の封筒(角形2号の茶封筒)も一般的ですが、公式な書類の場合は白色が好まれる傾向があります。

履歴書封筒のチェックリストと注意点

履歴書封筒の書き方について、これまで解説してきた内容を踏まえ、最終チェックリストと避けるべき注意点をまとめました。
提出前に一つひとつ確認することで、マナー違反を防ぎ、好印象を与える封筒に仕上げることができます。

提出前の最終チェックリスト

履歴書を入れた封筒を提出する前に、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
一つでも漏れがあると印象が悪くなる可能性があるため、注意深く確認することが大切です。

封筒表面のチェックポイントとしては、宛先住所の正確さ、会社名の正式表記、「履歴書在中」の赤字表記などが挙げられます。
特に会社名は公式サイトで正確な表記を確認し、略称を使わないようにしましょう。
また、郵便番号の記載漏れや、切手の金額不足にも注意が必要です。

  • 封筒は適切なサイズと色を選んでいるか(角形2号・白色推奨)
  • 宛先住所は都道府県から省略せず記載しているか
  • 会社名は正式名称で記載し、敬称(御中/様)は適切か
  • 「履歴書在中」は赤字で左下に記載されているか
  • 切手は金額に不足がなく、きれいに貼られているか
  • 差出人情報(裏面)は漏れなく記載されているか
  • 封筒内の書類は折り方や向きが統一されているか

封筒裏面については、差出人の情報が漏れなく記載されているかを確認します。
住所は都道府県から番地、マンション名・部屋番号まで省略せずに記入することが重要です。
また、封の閉じ方も丁寧に行い、内容物が飛び出さないようにしましょう。

避けるべき誤りとマナー違反

履歴書封筒の書き方には、絶対に避けるべき誤りやマナー違反があります。
これらの点は評価に大きく影響する可能性があります。

まず、宛名や敬称に関する誤りは絶対に避けるべきです。
会社名を略したり、「御中」と「様」を併用したりすることは、基本的なマナー違反となります。
また、住所の省略や赤字表記の忘れも、印象を悪くする要因です。

  1. 会社名を略す(例:「株式会社〇〇」を「〇〇(株)」と記載)
  2. 「御中」と「様」を併用する(例:「株式会社〇〇御中 人事部様」)
  3. 住所を省略する(都道府県から番地まで省略せず記載)
  4. 「履歴書在中」の赤字表記を忘れる、または黒で書く
  5. 封筒を汚す、折り目をつける、シワにする
  6. 異なるペンを使い、文字の大きさや書体が不統一になる
  7. 切手の金額不足や斜めに貼る

また、封筒の見た目に関する点も重要です。
封筒に折り目やシワがついていたり、汚れがあったりすると、書類そのものへの扱いも雑だという印象を与えてしまいます。
新しい封筒を使い、丁寧に取り扱うことを心がけましょう。

電子メール応募との使い分け

近年、履歴書の応募方法として電子メールでの送付が増えてきています。
従来の郵送方法と電子メール応募、それぞれの特徴と使い分けについて理解しておくことも大切です。

郵送での応募は、丁寧さや誠実さを示す伝統的な方法です。
郵送には、応募への意欲や細部への配慮を示すことができるというメリットがあります。
特に指示がない場合や、伝統的な業界への応募では、郵送が適している場合もあります。

郵送での応募電子メールでの応募
メリット
丁寧さや誠実さをアピールできるスピーディーで手間が少ない
デメリット
時間がかかり、コストもかかる形式やマナーの理解が必要
適している場面
伝統的な業界、指定がある場合IT・ベンチャー企業、急ぎの応募

一方、電子メールでの応募は、スピーディさと手軽さが特徴です。
多くの企業、特にIT企業やベンチャー企業では電子メールでの応募を推奨しているケースが増えています。
応募方法については、各企業の指示に従うことが最も重要です。

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まとめ

履歴書用封筒の書き方について、宛名や住所の記入位置から「履歴書在中」の赤字表記、郵送と手渡しの違いまで、幅広く解説してきました。

適切な封筒選びから始まり、表面への正確な宛名記入、赤字での「履歴書在中」表記、裏面の差出人情報記載など、細部にわたるマナーを守ることが重要です。
特に2023年以降の最新情報では、会社名の正式表記や住所の省略禁止などが引き続き重視されています。

郵送と直接持参では対応が異なる点や、英語表記企業への応募時の書き方など、状況に応じた適切な対処法も理解しておくことが大切です。
また、提出前には最終チェックリストを活用し、誤りやマナー違反がないか確認することをおすすめします。

履歴書用封筒は、応募者の第一印象を左右する重要なアイテムです。
この記事で紹介した正しい書き方とマナーを実践して、採用担当者に好印象を与え、就職・転職活動を成功させましょう。

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この記事を書いた人

アイピアジョブ 編集部

アイピアジョブは、建設業特化型の転職支援サービスです。
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